こだわりグルメ、外国人にも人気 / 円盤餃子

「餃子の照井」の円盤餃子。福島駅東口店は週末になると2時間待ちになるほど人気だ =10月5日、福島市

約25センチのフライパンに小ぶりの餃子(ギョーザ)20個ほどを円盤状に並べ、多めの油で表面をカリっと焼き上げた円盤餃子。夜に食べる福島市のご当地グルメとして知名度を上げている。戦後、旧満州(中国東北部)から帰国した人たちによって作られ、酒のつまみとして発展。今でも同市に十数軒ある専門店のほとんどが夕方に営業を始める。

「餃子の照井」は数少ない昼営業店の一つ。「福島市に観光や出張で来ても円盤餃子が食べられない」との声に応え、同市に構える4店舗のうち、2店舗でランチタイムに営業している。JR福島駅にある福島駅東口店は観光客で混み合い、週末になると2時間待ちになるほどの人気だ。外国人客も増えており、英語、中国語、韓国語のメニュー表を用意している。

円盤餃子はキャベツ、タマネギなど野菜をたっぷり加えたあんや皮など、店ごとに手作りにこだわっていることも魅力だ。昨年、ベジタリアンを含む外国人数人が取材目的で店を訪れた。佐藤吉則社長(69)がひき肉の代わりに豆腐を使った餃子を作って提供すると、喜んで食べたという。佐藤社長は「福島市も会場になる東京五輪に向け、宗教に合わせた注文にも対応できるよう考えていきたい」と話す。

(福島民友)