海藻アカモクを商品化 / シーフーズあかま

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海藻の一種、アカモクを採る赤間俊介さん=1月12日、宮城県の松島湾

船の船外機に絡み付いて邪魔者扱いされた海藻が、海の恩恵になった。宮城県塩釜市の海藻加工会社「シーフーズあかま」が、県内で食べる習慣がほとんどなかった海藻アカモクを商品化して17年目を迎えた。

アカモクは褐藻類に属するワカメ、コンブなどの仲間。秋田県では「ギバサ」と呼ばれる。「ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富な機能性食品として認知度が高まっています」。社長の赤間俊介さん(34)は手応えを語る。

冷凍パックの「おさしみぎばさ」の販路は全国に広がった。岩手アカモク生産協同組合(岩手県山田町)、一般社団法人「東の食の会」(東京)と共同開発した商品「AKAMOKU」は三陸ブランドとしてパッケージデザインを統一し、主に大都市圏で販売する。

アカモクに目を付けたのは赤間さんの父親で松島湾の漁師、広志さん(69)。秋田で食べられているのを知ったことがヒントになった。「魅力的な食材になる海藻はまだあるはず」。アイデアマンの目が光る。

同社は中国、台湾、タイ、シンガポールなどで開かれる日本食展示会に参加するなど海外にも商品を売り込んでいる。「粘る食感を嫌う人もいたが、健康志向の高まりで徐々に反応が良くなっている」と俊介さんは話す。

(河北新報)