山の恵み、菓子で提供 / 秋田県上小阿仁村の食用ホオズキ

IMG

収穫期を迎え、豊かに実ったホオズキを収穫する鈴木さん=10月1日、秋田県上小阿仁村

張りのある黄金色の果実を頬張ると、爽やかな酸味と濃厚な甘さが口に広がる。秋田県内陸北部に位置し、人口2171人(9月1日現在)の上小阿仁村は、全国的にも珍しい食用ホオズキの栽培が盛んな地域だ。地元では生でも食べられているほか、アイスクリームやジャムにも使われている。村内の生産者と秋田市の菓子製造会社「ゆう幸」は今年5月、「コアニスイーツホオズキ」のブランド名でお菓子を商品化した。

食用ホオズキは高収益で特色ある品目として、村内で20年ほど前に生産が始まった。現在は約10戸が1ヘクタールほどで栽培。JAなどを通じて加工用のほか、県外の高級料亭やホテル向けに出荷している。

5月に売り出された新ブランドの商品「コアニスイーツホオズキ」はホオズキ入り水ようかんやゼリーなど。9月には、ホオズキをクリームに練り込み、タルト生地でサンドした洋菓子「ほおずきウィッチ」も発売した。秋田市や仙台市の百貨店などで販売されている。

無農薬、無化学肥料でホオズキを栽培し、新ブランドに提供している同村の鈴木孝明さん(64)は「菓子販売を機に上小阿仁村のホオズキを全国に知ってもらいたい」と話している。

(秋田魁新報)