「秋田犬」を呼び水に

訪日外国人客にも人気の観光交流施設「秋田犬の里」=2019年7月11日、秋田県大館市

平昌冬季五輪フィギュアスケート女子金メダリストのアリーナ・ザギトワ選手(ロシア)に贈られたことで注目を集めた秋田犬。秋田県では、発祥の地・大館市を中心に秋田犬を観光振興に生かそうという取り組みが盛んだ。

目玉はJR大館駅前に今春オープンした市観光交流施設「秋田犬の里」。展示室には火曜〜日曜、約10匹の秋田犬が入れ代わり登場。触れ合うことができるほか、秋田犬グッズも販売されている。スタッフが「外国人を見掛けない日はない」と話すほど盛況だ。

7月中旬、展示室に登場したのは赤毛の雄「勝大」。ザギトワ選手に贈られた雌「マサル」のきょうだいだ。シンガポールから家族4人で訪れたウォン・エヴァさん(17)は「かわいくて気品も感じる」と満足そうに語った。

地域連携DMO(観光地域づくり推進法人)の「秋田犬ツーリズム」が、擬人化した秋田犬が歌い踊りながら周辺市町村をPRする動画を配信し、話題を集めたことも観光客増加の要因になっている。

「近隣市町村と連携し、さらなる誘客を図りたい」と市観光課。「忠犬ハチ公」でも知られる秋田犬を呼び水に、周遊観光につなげられるか注目される。

(秋田魁新報)