山形県を代表するご当地グルメ
冷たい肉そば

山形県河北町発祥の郷土食「冷たい肉そば」

山形県の中央に位置する河北町は冷たいだし汁が特徴の「冷たい肉そば」発祥の地。このそばを通したまちおこしが近年、活発に進められており、山形を代表するご当地グルメの一つとなっている。
冷たい肉そばは、親鶏だしを利かせたしょうゆベースの冷たい汁とコシのある田舎そばに、こりこりした食感の親鶏肉と刻みネギを載せたシンプルな一品。元々のルーツは酒のつまみで、酒を飲んでいる間にそばが伸びないよう冷たい汁で提供したとされる。
冷たい肉そばを地域おこしにつなげようと、河北町で2010年4月、まちおこし団体「かほく冷たい肉そば研究会」(通称・そば研)が発足。全国各地のイベントに精力的に参加し、11年にはご当地グルメの祭典「B|1グランプリ」に山形県から初出場を果たした。今年3月には台湾・台北市で初の海外出展を成功させ、山形の食文化を広めるまちおこし団体として認知されている。
こうした活動と相まって冷たい肉そばを目当てに河北町を訪れる人は年々増加。町内のそば店14店でつくる「谷地の肉そば会」が伝統の味を守り続けており、休日ともなると客のほとんどが県外という店もあるほど。そば店のこだわりと住民の熱意が町内を一層盛り上げている。
そば研の逸見朋愛事務局長は「ほかのまちおこし団体との協力の輪を広げ、山形の魅力的な食文化をより多くの人に発信していきたい」と意気込んでいる。

【山形新聞社】