人・産業農業の面白さを発信
大都市圏でのサラリーマン生活を経て24歳で帰郷。300年以上稲作を続ける実家の農業を始める際に「どうせなら面白く」とスーツを着用して作業することを決めた。「自分のことを知ってもらいたい」という思いからSNSでの情報発信を始めた。
実際に農業に従事すると、農業者以外を含め、地域に若い人がいない現状が分かってきた。SNSで遠方の人ともつながる中で「自分に興味を持ってもらうことが、農業の人手不足を解決するきっかけになれば」との思いを強くした。海外を含むメディアに取り上げられることも多くなり、応援のコメントは世界から寄せられている。
目指すのは「日本一有名な農家」だ。「目指す過程で、いろんなことがかなっていくんじゃないか」と考えている。「農業に対する若い人の認識を変えること」、さらに「しっかり稼げるようになること」も大切だ。30歳の節目を迎えた。目に見える形での「成果」も追い求める。
(山形新聞)