PRGenki × 山形県酒造組合
東日本大震災からの10 年を振り返って
東日本大震災は、これまでの進め方などを振り返る好機になりました。
一人や一企業、一つの地域でできることは限られている。
連携して取り組んでいく必要性を痛感しました。
幸い、東北の日本酒業界はまとまりと行動力があり、全国をリードしています。
「東北」のまとまりの中で、各県、各蔵が個性を磨き、それぞれが輝いています。
飲み比べてみれば、日本酒の奥深い世界に触れることができます。
魅力を広く伝える努力を進めてきたところに、コロナ禍が襲来しました。
ですが、一丸となって行動して切り開いていく気概は変わらず持ち続けています。
県産酒を盛り上げるために取り組んでいること
山形県は2016 年、地理的表示制度( G I ) の認証を受けました。
県単位でのG I認定は国内初で、業界全体に刺激を与えたと思います。
そこに至るまで、各蔵元と県が協力し、情報交換しながら技術を磨いてきたことや、山形県産の米でいい酒を醸したい―との思いで酒造好適米を開発してきたことなど、長年にわたる取り組みがありました。
海外の市場開拓も盛んで、輸出量は東北1 位です。
コロナ禍で、県産酒の魅力を伝えるイベントは開催できていません。
今後は、蔵元を巡る旅行商品の開発や、食に関する講座などを企画したいと考えています。
▽山形県酒造組合会長 仲野 益美(なかの・ますみ)
PROFILE)出羽桜酒造代表取締役社長。2016年から山形県酒造組合会長。
日本酒造組合中央会戦略委員長、東京農業大学客員教授、東京大学大学院非常勤講師、山形県ブランド特命大使などを務める。
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