秋田内陸線 四季の魅力で誘客増

IMG

秋田内陸線の車窓の風景を楽しむ台湾人客=7月26日、仙北市

秋田県南部の代表的観光地角館(仙北市)と県北部の街鷹巣(たかのす)(北秋田市)をつなぐ地域鉄道の秋田内陸線。全長94・2キロ(角館駅―鷹巣駅)の沿線には美しい山々や田園、渓谷などが広がり、車窓から四季折々の風景を楽しめる。近年は台湾人を中心とした訪日外国人客(インバウンド)が好調だ。2017年度に乗車した外国人団体客は、前年度比62・5%増の2万5232人で過去最多となった。

7月26日、外国人団体客約110人が角館発の列車に乗り込んだ。台湾北部から訪れた呉怡萱(ウー・イ・シュエン)さん(25)は「田園風景がきれい。ほかの季節の景色も見てみたい」と話した。

運営する秋田内陸縦貫鉄道(北秋田市)は、秋田県や北秋田市、仙北市が出資する第三セクター。10年から定期的に台湾の商談会に参加し、誘客に力を入れてきた。

一番人気は紅葉シーズン。昨年10、11月には計9319人の外国人団体客が乗車した。斉藤伸一運輸部長(54)は「粘り強い営業が実り、台湾の旅行関係者や観光客に四季を通じた魅力が知られるようになった」と手応えを語る。

好調な外国人客を呼び水に、国内観光客の乗客増にもつなげたい考えだ。

(秋田魁新報)