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デジタル活用でうまい酒/酒造り、遠隔で管理/秋田酒類製造(秋田市)

日本酒の生産ラインを遠隔監視するシステムを導入し、蔵人らの負担軽減を図る=2022年9月、秋田市の秋田酒類製造

清酒「高清水」醸造元で秋田県内最大手の酒造会社・秋田酒類製造(秋田市)は、酒造りのデジタル化を進めている。秋田県産業技術センターと共同で、生産ラインを遠隔監視するシステムを構築。昨冬から本格稼働させ、品質を守りながら現場の負担軽減につなげている。

多様な機器を通信でつなぐモノのインターネット(IoT)を活用。製?(せいぎく)機や発酵タンクに設置したセンサーで「こうじ」や「もろみ」の温度を感知し、クラウド経由でスマートフォンやタブレットにデータを送る。

温度管理が重要なこうじ造りの工程で、蔵人は従来、夜間でも多い時で30分おきに温度を測り、過剰な温度上昇を防ぐため送風や換気を行うタイミングを見極めてきた。新システムの下では事務所と蔵を頻回に往復する手間が省け、現場の負担感が大きく改善したという。

続く酒母・もろみ造りでも数分おきにデータを取得。もろみタンクではアルコール度数(推計値)などを自動で通知する仕組みを動かし、検証を続ける。

開発者で製造部係長の倍賞弘平さん(33)は「蔵人たちの負担を上手に減らしながら、うまい酒を造り続けたい」と意気込む。

(秋田魁新報)

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2022年11月12日(土)