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PRGenki × 秋田県酒造組合

秋田県酒造組合会長 齋藤 雅人(さいとう・まさと)

東日本大震災からの10 年を振り返って

秋田県は東日本大震災で直接的な被害は少なかったものの、停電や燃料不足、流通の滞りの影響で操業を一時的に停止した蔵もありました。
宴会の自粛ムードにも苦しみましたが「東北を応援しよう」という全国からの声援に救われました。
震災後は、県内五つの蔵の若手経営者でつくる「NEXT5(ネクストファイブ)」の革新的な酒造りが話題となり、その活躍に他の蔵人たちも刺激を受けて〝秋田の酒〟は全国の日本酒ファンに注目されるようになりました。
そうした盛り上がりの中で直撃したコロナ禍。
長い困難の中でもわれわれは負けずに新たな挑戦を続けています

県産酒を盛り上げるために取り組んでいること

組合一体となって県産酒の消費回復を目指そうと昨年販売したのが30銘柄統一デザインラベルの「秋田旬吟醸2020」です。
8月に予約販売を開始し、購入者は10月1日の「日本酒の日」に開くオンラインイベントに参加できる特典付きの企画で、予約が殺到するほどの盛況でした。
今年は31蔵参加の31銘柄で売り出し、酒販店での先行受け付けが開始早々に上限に達するなど昨年に続いて好評でした。
また、10月からは蔵人の似顔絵を描いた27蔵特別ラベルの日本酒と秋田の発酵食のセット「純米秋田クラフトマンシップ」を販売しています。
これからも業界で力を合わせて〝秋田の酒〟を盛り上げてまいります。

▽秋田県酒造組合会長 齋藤 雅人(さいとう・まさと)
PROFILE)成蹊大法学部卒業後、都内の衛星放送関連会社や総合酒類会社を経て、1986年に飛良泉本舗入社。
97年から父の後を継ぎ26代目社長に。2020年から秋田県酒造組合会長。秋田県にかほ市出身。65歳。

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