若者が古民家再生

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古民家を改修した施設で今後の計画を話し合う(右から)橋本さん、海野さん、網谷さん=8月26日、福島県昭和村

福島県内の59市町村で2番目に高齢化率が高い昭和村。コンビニエンスストアが1軒もないのどかな村で、若者3人が宿泊施設を新たに開業し、地元住民の注目を集めている。

開業したのは福島県磐梯町出身の橋本浩寿さん(30)、水戸市出身の海野正輝さん(31)、千葉県銚子市出身の網谷修佑さん(31)。3人は東洋大の同級生で、田舎暮らしに憧れ昨年5月に昭和村に移住した。古民家を改修し、今年7月に体験型宿泊施設「SHARE BASE(シェアベース)昭和村」をオープンした。住宅宿泊事業法(民泊新法)に基づく「民泊」が可能で、県内外から観光客らを受け入れている。

古民家のレトロな風情を残した上で、三つの宿泊部屋と居間、大広間を設けた。バーのような雰囲気のカウンター、動画や会合資料などを映せるスクリーンも用意。村を訪れた観光客が宿泊しているほか、学生のゼミ合宿や地域住民の交流会などにも利用されている。今後、農作物の収穫など田舎暮らし体験の企画にも力を入れていく方針だ。

村は少子高齢化に伴い人口減少が急速に進み、交流人口や定住人口の拡大が課題だ。3人は「宿泊施設を訪れた人に村の魅力を伝え、移住につながればうれしい」と期待している。

(福島民報)