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「温泉モリンガ」特産品に 温泉水を利用して栽培 福島県石川町のアース・テクノ

ハウス内でモリンガを育てる渡辺さん(中央)ら=2022年5月、福島県石川町

福島県石川町の農業生産法人「アース・テクノ」は町内にある母畑温泉の温泉水を活用し、栄養価が高い植物「モリンガ」をハウス栽培している。温泉施設に隣接するビニールハウスに温泉水を引き込み、熱で温度を上げる。モリンガは熱帯・亜熱帯植物で東日本での栽培の例はなく、お茶やサプリメントなどの商品開発を進め、地域の新たな特産品を目指す。

ハウスは町内の旧母畑小跡地に設置し、今年2月に完成した。母畑温泉・八幡屋敷地内にある別館「帰郷邸」から出た温泉水を活用している。20㍍程度ある高低差を利用し、動力を使わずに毎分約200㍑の温泉水を引き込む。内部を昼間は40度以上、夜間は20度以上に保つ。

モリンガの葉や茎を粉末にして、お茶やサプリメントなどの商品開発を検討している。お茶は緑茶に近く、香ばしさも特徴だ。

アース・テクノは4月に苗木約600株を植えた。7月と9月に葉を摘み取った。収穫した葉を乾燥させ、ティーパックのお茶やパウダーの商品化を進めている。10月にも販売を予定している。代表の渡辺忠栄さん(74)は「温泉モリンガとして、ブランド化させる。地域のにぎわい創出を図る」と意気込んでいる。

(福島民報)

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2022年11月12日(土)