食その姿まるでUFO/福島市飯野町/新たな特産巨大ニンニク
未確認飛行物体(UFO)の目撃情報が多く、「UFOの里」としてまちおこしを進めてきた福島市飯野町に新たな特産品が誕生した。その名も「UFOのエレファントガーリック」。普通のニンニクと比べて大きさが5~10倍ある巨大ニンニクで、UFOのような見た目が最大の特徴だ。においは控えめだが、素揚げや天ぷらにすると十分に風味を楽しめる。県内のスーパーで販売され、好評を集めている。
そのユニークな形に着目した、地元農家でつくるNPO法人「結倶楽部」が2018年に栽培を開始。福島学院大の学生がブランド化に協力しているほか、地元の小学生や商工会青年部のメンバーが植え付け作業に参加するなど、地域一体で栽培が進められている。来年は8千株まで収量を増やす計画で、市内の温泉宿での提供も予定している。
同町には昨年、「国際未確認飛行物体研究所(通称・UFO研究所)」が開所した。新たな目撃情報が多数寄せられ、「UFO熱」が再燃している。同NPO理事長の須田正一さん(69)は「この盛り上がりを追い風にして、質の高いニンニクを安定供給できるよう栽培に力を入れていきたい」と意気込みを語る。
(福島民友)