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PRGenki × 福島県酒造組合

「いわきハタチ酒プロジェクト」で酒米の田植えを行う遠藤さん(左)

海外での日本酒人気が高まる中、国内においては若者の日本酒離れが進んでいます。一方、若い世代の柔軟な発想で日本酒を活用した新たな取り組みも始まっています。今後の日本酒の在り方について、本県の大学生と酒造組合会長が対談を通じ今後の展望を語り合いました。

日本酒に興味持つきっかけづくり

渡部会長(以下・渡部) 今年も福島県産日本酒は、全国新酒鑑評会の金賞受賞数で日本一を達成しました。蔵元同士が垣根を越え、互いを高め合える関係性を築いているからこそと感じています。遠藤さんも日本酒造りに携わっているそうですね。

遠藤さん(以下・遠藤) これから二十歳になる若者たちが一年を通じて日本酒造りに取り組む「いわきハタチ酒プロジェクト」に参加しています。いわき市内の酒販店有志でつくる実行委員会の主催で、私は5期目です。酒米の田植えから稲刈り、酒仕込みのお手伝いをして、最後にその新酒を味わいます。

渡部 持論ですが、モノづくりは基本的に楽しいことです。酒造りを体験していただければ日本酒がさらに好きになる。素晴らしい取り組みですね。

遠藤 実際に酒米を作っている農家さん、蔵元さんや杜氏さんたちとお話しする機会ができました。人の温かさに触れ、日本酒のおいしさを知って日本酒の大ファンになりました。

日本酒の可能性とこれからの展望

渡部 われわれ蔵元が見たいのは、お客さまが純粋にお酒を楽しんでいる姿です。東日本大震災・福島第一原発事故の復興支援として始まった、東京・新橋の「ふくしまの酒まつり」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3年ぶりの開催でしたが、盛況でした。酒屋冥利に尽きます。今後は若い人たちにも気軽に飲んでもらえるよう、酒質の幅を広げたいですね。ぜひ若い皆さんに日本酒の研究をしてもらい、成果を提案していただきたいです。

遠藤 アルバイトをしている福島市の飲食店には、他県から来られた方が福島の日本酒を求めてよく来店されます。福島のお酒は、風評被害の壁を一気に取り払ってしまう力があると思います。日本酒好きはまだまだ年配の方が多いので、若い人たちにはぜひおいしさを知ってもらい、いろいろなつながりをつくってほしいです。そのためには、若い人たちが蔵元でお酒造りを体験し、直接お話を聞く機会があるといいですね。

福島県酒造組合 会長 渡部謙一さん
(わたなべ・けんいち)1965年生まれ。1716(享保元)年創業の「開当男山酒造」の14代目蔵元。2022年5月、福島県酒造組合会長に就任。全国新酒鑑評会の都道府県別金賞数で9連覇を果たした福島県産日本酒の魅力を高め、普及促進に取り組んでいる。

遠藤瑠乃さん
えんどう・るの)21歳。いわき市出身。福島大学農学群食農学類農業経営学コース3年。

福島県酒造組合
〒960-0112 福島市南矢野目字古屋敷54-11
TEL024-573-2131
http://sake-fukushima.jp/

●お酒は二十歳になってから。 ●お酒はおいしく適量を。 ●飲酒運転は絶対にやめましょう。 ●妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。 ●のんだあとはリサイクル。

とうほく未来Genkiクッキング supported by JA全農
2022年11月12日(土)