奥会津5町村 JR只見線沿線の魅力発信へ連携

只見川に立ちこめる川霧の中を進む列車。
幻想的な風景を楽しもうと国内外から多くの観光客らが訪れる=2019年7月、三島町・JR只見線

福島県西部に位置する柳津町、三島町、金山町、昭和村、只見町の観光団体などはJR只見線の利用促進に向け、2021年4月にDMO(観光地域づくり推進法人)を発足させる。奥会津の五町村が手を携え、只見線沿線の資源を生かした観光事業を推進し、少子高齢化に悩む奥会津へのにぎわい創出を目指す取り組みだ。

只見線は、2011年7月の新潟・福島豪雨で鉄橋が流されるなど大きな被害に遭った。金山、只見両町にまたがる不通区間27・6キロは2021年度の復旧を目指して工事が進められている。

DMOは各町村の観光協会、商工会、地元旅行会社などで構成し、各地の観光情報をワンストップで提供する窓口を担う。地域資源を生かした旅行商品の開発や販売に取り組む構想もある。行政が予算面で後押しする方針だ。

只見線沿線は四季折々の魅力がある。只見川を手こぎ舟で渡る「霧幻峡(むげんきょう)の渡し」なども楽しめ、国内外から多くの観光客や写真愛好家が訪れている。

柳津観光協会長の山内拓也さん(56)は「広域的な発想が重要さを増している。観光客の目線を大切に官民一体で成功を目指す」と意気込む。

(福島民報)