青森・また旅くらぶ/忍者、旧家…名所生かす

高木さん㊧と忍者屋敷で忍者について説明する清川教授(左から2人目)

弘前藩の忍者集団「早道之者(はやみちのもの)」が集会所として使っていたとされる忍者屋敷など、忍者の歴史の痕跡が多く残る弘前市。青森市の旅行会社「また旅くらぶ」(高木まゆみ代表)が今年から企画・運営する弘前忍者の足跡を巡るツアーには毎回県内各地から幅広い世代が参加し、楽しみながら地元の歴史に理解を深めている。

ツアーは、忍者を研究している青森大学社会学部の清川繁人(きよかわしげと)教授が案内役を務め、忍者たちの生活や活動のルールなどを分かりやすく解説。同行する同大忍者部の学生たちが、アクロバットを交えた忍者ショーを披露するのが見どころの一つとなっている。

同社は忍者ツアーのほか、青森県名産のあおもり藍や、大正時代のステンドグラスなどが残る中泊町の旧家「宮越家」など県内の名産品や名所を生かし、着地型観光を手掛ける。

「ツアーは多くの人に地域の宝を知ってもらう機会になる」と高木さん(53)は語る。企画するツアーに10年以上参加しているファンもできたという。「観光客にとって地元のもてなしが一番思い出に残る。1回来て終わりではなく、迎えてくれた人にまた会いたくなる旅をつくりたい」と力を込める。

(東奥日報)