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青森 かわる「食」水耕栽培メロン着々/つがるブランド推進会議(青森県つがる市)/実験3年目、生産拡大へ

水耕栽培され、収穫間近となったメロンを見る梶浦専門員=2022年9月、青森県つがる市

青森県つがる市は、国内有数のメロンの生産地。市町村別では全国3位の産出額(2020年推計)を誇る。地域の名産を通年栽培できるようにし、農家の所得向上や新規就農者の増加につなげようと、同市や地元農協、商工会でつくる「つがるブランド推進会議」は、水耕栽培の実証試験に取り組んでいる。

温泉熱を活用したガラス温室内。栽培槽から上へと伸びるつるは、約2メートルの高さにある栽培棚を縦横に伝い、そこから幾つものメロンがつり下がっている。まちだシルク農園(東京)が開発した水耕栽培装置を採用して3年目。玉の大きさ、糖度とも、露地物に引けを取らないものができるようになった。

露地栽培だと年1回だけの収穫が、水耕栽培なら最大3回行うことが可能。冬の日照不足はLED照明で補う。

経験や勘だけに頼らない栽培方法を確立するため、NTT東日本の協力を得て、IoTセンサーとカメラも設置。温度や湿度、日射量などを常時監視し、データを蓄積している。

22年度中に栽培槽を現在の4基から22基に増やす。同市観光・ブランド戦略課の梶浦宏文専門員(61)は「23年度は約1600玉を収穫することが目標。栽培方法をマニュアル化したい」と話している。

(東奥日報)

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2022年11月12日(土)