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人・産業リンゴかすをレザーに/appcycle(青森)/全日空特別機にも採用

RINGO─TEXのヘッドレストカバーとリンゴを手にする重野さん=2022年10月、青森市

青森市のベンチャー企業「appcycle(アップサイクル)」は、リンゴジュース製造の際に出る搾りかすなどを使った合成皮革の開発に取り組んでいる。動物の皮ではない、植物由来の「ビーガンレザー」は世界的に広がりをみせており、同社は「青森発」の製品として、2023年度から企業向けを中心に販売する計画を進めている。

同市出身でシンガポール在住の重野由佳代表取締役(38)が中心となり、今年5月に法人を設立。搾りかすは青森県内のジュースメーカーから供給を受けている。乾燥させ、微粉砕したものを合成皮革に配合。大阪の企業の協力を得て製造し、品名はRINGO─TEX(リンゴテックス)とした。「フードロスの課題解決や地方創生に貢献したい」と重野さんはアピールする。

取り組みは早くも注目され、10月上旬には全日本空輸が特別塗装機の座席ヘッドレストカバーにRINGO─TEXを採用することを発表した。「クオリティーが高く、環境に配慮した素材として、お客さまへのメッセージになる」と同社の井上慎一社長は語った。

重野さんは「製品の背景にあるリンゴ産業や青森県のことも世界に広めていきたい」と意気込んでいる。

(東奥日報)

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2022年11月12日(土)