仙台の夏祭り 竹ざお再生し
エコな七夕に

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仙台市の夏を彩る「仙台七夕まつり」の飾りに使われた竹ざおを竹紙の原料に再利用する取り組みが、ことし本格始動した。従来焼却されていた廃棄物を資源に転用することで、「エコ七夕」を演出する試み。竹紙を使った商品開発にも力を入れており、東北発の紙文化の創出を目指す。
活動に取り組むのは「仙台七夕竹紙プロジェクト」。仙台七夕の竹飾りを手掛ける鳴海屋紙商事(仙台市)が、関連企業と連携して昨年6月に発足させた。
ことしは地元商店街などの協力を得て、8月8日のまつり終了後、約3000本あった竹のほとんどを回収。鹿児島県にある工場でチップ状に粉砕し、来年1~2月に他の国産竹と混ぜて竹紙に再加工する。
発足初年度となる昨年は、試験的に一部の再利用に挑戦した。PR用の竹紙カレンダー、絵はがきを製作したところ、消費者の反応は上々。全量再生への手応えをつかんだ。
今秋に発表した大小3種類の2014年カレンダーも、既に約2000部を受注生産する人気ぶり。来年夏に向け、七夕飾りを描いたうちわの販売を計画する。
竹紙商品を東京の展示会で紹介するなど、広く需要の掘り起こしにも努める。プロジェクトの太田研三代表(59)=鳴海屋紙商事社長=は「来年以降、七夕まつりで竹ざおの全量回収を続けるとともに、新商品開発に力を注いでいきたい」と意気込んでいる。
竹紙商品に関する連絡先は国際紙パルプ商事仙台支店022(266)2027。

【河北新報社】