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「竃さば」ブランドへ/地元の魚魅力向上図る/宮城県塩釜市のYAMATO

独自ブランド「竈さば」を使った商品をPRする都留社長=2022年4月19日、塩釜市

宮城県塩釜市の水産加工会社「YAMATO」が、同県石巻市の金華山沖で秋から冬に漁獲され、塩釜市魚市場に水揚げされたサバを「竈(がま)さば」と名付け、ブランド化に取り組んでいる。市の正式名称「塩竈」にちなんで命名。石巻市のブランド魚「金華さば」と同等の品質をPRし、産地としての魅力向上も狙う。

主力商品は昨年6月発売のサバ缶「竈さば缶」(170㌘、1個350円)。水煮とみそ煮の2種類で、脂の乗った大型だけを使うという。製造は水産加工業「木の屋石巻水産」(石巻市)に依頼した。

金華さばは石巻魚市場に水揚げされた一定基準以上のサバを指し、大分県の「関さば」と並び、高値で取引される。塩釜市魚市場に水揚げされたサバは金華さばと呼べず、同社は独自の竈さばとしてブランドづくりに挑んだ。

塩釜市魚市場は生鮮マグロの水揚げが中心で、かまぼこなどの製造会社は原料を輸入に頼る。市場の水揚げ増には、サバなど近海の「青物」拡大が鍵で、市や水産業界が漁船誘致などを進める。

同社の都留城太郎社長(51)は「まずは高品質なサバで良い商品を作る。そして市魚市場の水揚げ増や取り扱い魚種拡大にも貢献していく」と力を込める。

(河北新報)

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2022年11月12日(土)