PRGenki × 宮城県酒造組合
東日本大震災からの10 年を振り返って
東日本大震災では県内25社のうち23社が半壊以上の大きな被害を受けましたが、全国で広がった「飲んで応援」の機運に支えられ1社も欠けることなく酒造りを続けています。
震災から10年の今年3月には、感謝の気持ちを込め「宮城の蔵元 感謝ポスター」を作成し配布しました。
宮城県は1986年の「みやぎ・純米酒の県宣言」以後、変わることなく高品質な酒造りに取り組んでいます。
近年は多くの蔵で代替わりが進んでおり、若手が県内外の蔵と活発に情報交換し、新たな感覚を酒造りに生かしているのを頼もしく感じているところです。
県産酒を盛り上げるために取り組んでいること
一昨年、県産の酒造好適米として蔵の華以来二十数年ぶりに「吟のいろは」がデビューしました。
蔵の華のきれいで淡麗な酒質に対し、吟のいろははふくよかな味わい。
どちらも後味すっきりで、「食材王国みやぎ」の豊かな食と共に楽しんでいただけるお酒のバリエーションが増えました。
昨年からのコロナ禍の打撃は大きいですが、若手中心に「オンラインきき酒会」を企画するなど、消費者の方々との交流にも工夫を凝らしています。
オンラインの強化と並行し、対面でお酒を飲んでいただくイベントも、コロナ収束を見据えつつ復活させていきたいと願っています。
▽宮城県酒造組合会長 大沼 充(おおぬま・みつる)
PROFILE)1712年創業の清酒「乾坤一」醸造元である有限会社大沼酒造店の16代目蔵元。
2018年5月に宮城県酒造組合第14代会長に就任。日本酒造組合中央会東北支部長を兼務し、宮城県のみならず東北産清酒のさらなる需要拡大に取り組む。
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