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寒天麺でダイエット定食
ドクターズレストラン「一花や」(岩手県北上市)

岩手県北上市上野町5丁目のドクターズレストラン「一花(いちげ)や」は近くの医院と連携し、生活習慣病予防を意識した栄養バランスのいい食事を提供している。最近、おかずやデザートなどと一緒に食べても400キロカロリー台という寒天麺を使った定食を考案、健康的なダイエットメニューとして勧めている。

麺は寒天メーカーの伊那食品工業(長野県)に特注した。夏季限定の冷やし中華に、冷麺、じゃじゃ麺、しょうゆとみそ味の温麺の計5種類を作った。価格(税込み)は単品で650円、おにぎりやデザートがついたセットで900円。

一般の麺は小麦粉が原料。寒天麺はカロリーがほぼゼロの海藻で、具だくさんにしても1食100キロカロリー台しかない。おにぎりやギョーザ、デザートと合わせても低カロリーで、なおかつ満足感も得られる。

「一花や」は「坂(さか)の上野(うえの)田村太志(ひろし)クリニック」の田村太志院長や管理栄養士が助言・指導するレストランとして、昨年9月オープンした。

田村院長(51)は「食事を抜くなど極端なダイエットは体に良くない。バランスのいい食事と適度な運動を心掛けてほしい」とアドバイスする。

同店では、糖尿病など慢性疾患の患者向けに低脂肪、塩分控えめの食事やアレルギー対応の料理も作る。店主の藤根重美さん(52)は「カロリーは少なくても、おいしくて満足できる食事を提供したい」と健康的な暮らしを食から支える。

問い合わせは「一花や」(電話0197・72・6884)へ。

【岩手日報】