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体験型楽しむ瓶ドン

全国的に注目を集めている体験型グルメの瓶ドン。各店舗が独自のレシピで提供している=2022年9月、岩手県宮古市

見て、盛り付けて、頬張る。牛乳瓶にぎっしり詰まった海の幸を、客自らが白いご飯にのせて食べる岩手県宮古市の「瓶ドン」は、新たな体験型グルメとして人気を集めている。

老舗すし店・蛇の目本店は2本セットの定食を2970円で提供する。瓶の口からあふれそうなウニやイクラ。その豪華な彩りに、思わずカメラを向けたくなる。宮古駅前という好立地もあって、週末を中心に観光客が列を作る。

瓶ドンは2018年、宮古観光文化交流協会が鮮魚店やスーパーに並ぶ瓶詰ウニに着想を得て開発した。地元の飲食店や宿泊施設が独自レシピで販売する動きが広がり、同本店料理人の渡辺久展さん(44)は「若い人の来店が多くなった」と実感する。

当初は観光誘客効果を狙って店舗提供に限ったが、新型コロナウイルス禍の巣ごもり需要を捉えて、20年5月にネット通販を開始。テレビ番組でたびたび取り上げられ、全国レベルで認知度が高まっている。

滞っていた国内外の往来が回復へ向かう中で、同協会の山崎義剛事務局長(51)は「店舗それぞれの食べ方や楽しみ方があり、現地でしか体験できない。『食の宮古』をアピールしていきたい」と力を込める。

(岩手日報)

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2022年11月12日(土)