Genki

健康と医療血圧測定でポイントGET

PHOTO

あいづじげん健康ポイント倶楽部の設立へ4者協定を結んだ渡部英敏町長(右から3人目)。左端は「あいづじげん」=2013年
福島県会津美里町は、家庭での血圧測定や健康行事に参加するとポイントがたまり、町内有効の商品券と交換できる「あいづじげん健康ポイント倶楽部」事業を独自に展開している。

町が、町民の健康管理の意識を高め、医療費の削減も図るため町商工会、福島医大、NPO法人福島医療・ヘルスケアICT研究会と連携、2013年に始めた。医療費の多くが高血圧症などの生活習慣病に使われていることに着目、同町の病院に勤務経験のある谷田部淳一東京女子医科大助教・福島医大研究員が考案した。

会員が専用の血圧測定器で測ると、データは管理コンピューターに送られてポイント換算される。朝晩測れば20ポイントもらえ、1ポイント当たり1円で商品券と交換できる。血圧測定器の購入費や月ごとのサービス料はかかるが、ポイントを使えば自己負担金はほとんどなくなる。また、データは季節の血圧の変化や測定回数が一覧できる「血圧分析」にまとめられ、会員は診察時に医師へ体調を正確に伝えることができる。

「あいづじげん」は、同町出身で徳川家康の側近・天海大僧正が「慈眼(じげん)大師」と呼ばれたことにあやかった町のキャラクター。その名を冠した倶楽部の会員は現在、約100人。農業五十嵐薫さん(71)は「記録を見て食事に気をつけるようになり、血圧が下がった」と効果を実感する。農業佐藤京子さん(74)は「自分で血圧測定器を買ったから、毎朝晩きちんと測る。血圧分析の結果をもらうのが楽しみ」と笑う。2人に共通するのは「安心」。自分の血圧を把握し過去のデータと比べることで、体の異常に気付くという。「朝に血圧を測り、『きょうも大丈夫だ』と安心して仕事ができる」。心身の健康が会員の元気な一日を支えている。
(福島民友)