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深浦マグステ丼 新ご当地グルメ
反響大きく

クロマグロの水揚げが青森県一を誇る深浦町で6月にデビューした新ご当地グルメ「深浦マグロステーキ丼」(通称マグステ丼)が人気だ。この3カ月で取扱店7店の販売数は1万8千食を超え、年間目標1万5千食を楽々クリア。マグロをジンギスカン鍋で焼いて食べる斬新さから、県内はもとより県外客も多く訪れている。
クロマグロは大間産(青森県)が有名だが「マグロは大間だけじゃない」を合言葉に深浦ならではの食をつくろうと、町内7飲食店の料理人が「チーム深浦」を結成。全国各地で地場産食材にこだわった企画開発型のおもてなしメニュー「新ご当地グルメ」を手掛けるリクルートライフスタイルのエグゼクティブプロデューサー・ヒロ中田氏を指南役に1年かけて練り上げた。
刺し身と片面焼き、両面焼きの深浦産マグロを3種類のタレと3種類のご飯で味わう。焼き方とタレ、ご飯の掛け合わせで、いろんな味を楽しめる。
チーム深浦最年長で創業50年の「広〆」店主竹越広昭さん(72)は「長年やってきたが、店の外にまでお客さんが並ぶとは」、妻とささん(67)は「昔、深浦で暮らしていた人が何十年ぶりかで食べに来てくれた」と反響の大きさを実感する。
丼開発を仕掛けた同町観光課の鈴木治朗主任主査(41)は「町民のおもてなしの意識が確実に高まった。一過性にせず定着させていきたい」と意気込む。価格は1200円。

【東奥日報社】