観光人気集めるドリフトの聖地
全7コースのうち5コースをドリフト専用にしている。ドリフト専用コースを複数設けたサーキットは世界的にも珍しく、ドライバーの能力に合わせたコース選びが可能となる。
スピードと迫力ある走りを体験できるのが魅力で、年間延べ約1万人が足を運び、外国人が約1割を占める。中には1週間以上滞在する人もおり、グループでの来日も多い。互いに車体やテクニックを披露し、競い合いながら楽しんでいる。
サーキット内にはスコットランド人のアンドリュー・グレーさん(39)が経営する外国人向けドリフト用中古車販売店「パワービークル」がある。グレーさんらは会員制交流サイト(SNS)を通じてサーキットを世界中にPRし、幅広く誘客に取り組んでいる。
今後、サーキットは関係機関と連携し、外国人客にドリフトだけでなく周辺の観光施設や温泉、食を楽しんでもらう取り組みを本格化させ、地域全体への経済効果の広がりを目指す。
(福島民報)