観光旅行者の「隠れ家」経営
経営するのはいずれも27歳で、会津大コンピュータ理工学部卒の会社員斎藤拓哉さんと飲食店従業員根本翔さん。繁華街の裏路地を抜けた場所にあり、その名も「隠れ家(が)」(会津若松市馬場町1の42)。大学時代にゲストハウス経営の夢を抱いた2人が6月17日に開業した。
会津若松市には昨年、約300万人の観光客(市まとめ)が訪れたが、外国人の宿泊者は1万1241人にとどまる。外国人も満足できるようにと、準備を進めた施設には客室や交流スペースを設置。トイレやキッチン、風呂は共同で、キッチンにバーカウンターを作り、従業員や観光客が気兼ねなく話せる空間にした。外国人向けの観光マップも作製する考えで、オーナーの斎藤さんは「鶴ケ城など有名な観光施設だけでなく、人と人との出会いや交流も観光資源として広めたい」と力を込めた。
(福島民友)