食山の恵み、菓子で提供 / 秋田県上小阿仁村の食用ホオズキ
食用ホオズキは高収益で特色ある品目として、村内で20年ほど前に生産が始まった。現在は約10戸が1ヘクタールほどで栽培。JAなどを通じて加工用のほか、県外の高級料亭やホテル向けに出荷している。
5月に売り出された新ブランドの商品「コアニスイーツホオズキ」はホオズキ入り水ようかんやゼリーなど。9月には、ホオズキをクリームに練り込み、タルト生地でサンドした洋菓子「ほおずきウィッチ」も発売した。秋田市や仙台市の百貨店などで販売されている。
無農薬、無化学肥料でホオズキを栽培し、新ブランドに提供している同村の鈴木孝明さん(64)は「菓子販売を機に上小阿仁村のホオズキを全国に知ってもらいたい」と話している。
(秋田魁新報)