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岩手町の農業法人スマート化推進 担い手の参入容易に

タッチパネルに施肥データを入力する三浦正美社長。スマート農業を軸に担い手確保を図る=2021年9月、岩手県岩手町久保

岩手県岩手町久保の農業法人アンドファーム(三浦正美社長)は情報通信技術を活用し、作業を効率化するスマート農業に力を入れている。未経験者でも参入しやすく、職場の魅力向上と担い手確保につなげている。

三浦社長(66)がトラクターに乗り込むと、運転席右側のタッチパネルで肥料量や面積を入力した。すると、施肥作業が始まった。

この自動操舵(そうだ)システムは衛星利用測位システム(GPS)の位置情報を基に、わずか数センチの誤差内でトラクターが動く。人は座っているだけ。キャベツや長芋などの施肥時間は以前より6割も削減できた。

機械のオペレーター担当は主に20〜30代の若手社員7人。農業現場は経験がものをいうが、自動操舵(そうだ)の導入で、入社間もない若手や女性でも機械操作を習得すればすぐに戦力となる。

同社は2019年度からこれまでスマート農業に約3千万円を投資。トラクター5台のほか大根の自動収穫機1台、農薬散布用ドローン1台を活用し、約90ヘクタールで作物を栽培している。

三浦社長は「農業現場も技術革新で働きやすい環境が整ってきた。機械化を進め、若者にとって魅力的な雇用の場にしたい」と意欲を示す。

(岩手日報)

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2022年11月12日(土)