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漁船「玄辰但馬丸」(秋田県八峰町) / 漁獲
データ、タブレットに集約

船内でタブレット端末を操作する山本太志さん=2021年9月、秋田県八峰町

秋田県八峰町(はっぽうちょう)の八森漁港に底引き網漁船「玄辰但馬丸(げんしんたじままる)」が操業を終えて戻ってきた。船内では、船長の山本太志(たかし)さん(45)が慣れた手つきでタブレット端末を操作する。

端末は、秋田県水産振興センターが導入した「リアルタイム漁海況(ぎょかいきょう)モニタリングシステム」の一部。衛星利用測位システム(GPS)、魚群探知機、網に付けられた水温計と連動している。

網を落とした場所の水温や水深が端末に記録されていく仕組みで、海域ごとの魚種や漁獲量をデータとして蓄積していきながら、操業に生かすことができる。

山本さんは28歳で家業の漁業を継いだ。父から譲り受けたのが、航行ルートや水深、魚種などが手書きで記された「操業日誌」と呼ばれるノート。現在はタブレット端末が日誌の役割を果たしている。

デジタル技術を活用し、年内にはインターネット上で動画配信しながら商品を売る「ライブコマース」も始める予定。取れた魚を船上から消費者にリアルタイムで紹介し、決済。早ければ、翌日に商品を届けるという。山本さんは「漁業にも最先端技術を取り入れることで、新鮮な魚を味わってもらいたい」と話す。

(秋田魁新報)

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2022年11月12日(土)