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人・産業ICTで検品作業を見える化 / 秋田ファイブワン工業

工場内に設置された大型モニター。製品の不良箇所や不良率を表示し、従業員全体で共有している=2021年10月、秋田県秋田市

「ヨウジヤマモト」などデザイナーズブランドの縫製を手掛ける秋田県秋田市八橋の「秋田ファイブワン工業」は、情報通信技術(ICT)の活用により、検品の結果や作業の進ちょく状況を電子処理して「見える化」し、生産効率の改善につなげている。

工場内の大型モニターに検品結果をリアルタイムで表示できるシステムを今年2月に導入。「合格数」「不良数」のほか、不良箇所を具体的に示し、従業員全体で共有して品質の安定化に努めている。縫製ラインごとに業務量を把握できるシステムも合わせて導入し、従業員の効率的な配置や業務負担の平準化に生かしている。

同社によると、ブランド服は量産品に比べて製造工程が多い。素材や形状が異なる新しい服の注文がひと月に何件も入るため縫い方などをその都度変える必要がある。これまでは検品結果を生産現場と共有するのに時間がかかっていたため、同じようなミスが続くことがあったという。

佐賀善廣社長(71)は「ブランド服は品質の高さが何より重要だ。デジタル技術の導入で業務を合理化し、従業員の勤務環境を整えて品質の向上につなげたい」と話している。

(秋田魁新報)

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2022年11月12日(土)